価値論②

 

 

価値は、
主体の「価値追求欲」「対象への関心」「主観的要因」(主体の思想、世界観、趣味、個性、教養など)の条件と、


対象の創造目的を中心とした相対的相互間の
「調和」の条件によって、決定される。

 


それぞれの人によって、価値観が異なる。

 


すべての宗教・文化・思想・民族などを存在せしめた根源者が1つ(神の属性、創造目的、宇宙創造の法則、ロゴスなど)であることを明らかにし、その根源者に由来する共通性を発見すればいい。

 


根源者は、唯一神で、
それぞれの宗教で呼び方が異なる。

 


ユダヤ教   ーヤーウェ
イスラム教  ーアッラー
ヒンドゥー教 ーブラフマン
仏教     ー真如
儒教     ー天
キリスト教  ー神

 


兄弟の宗教!

 


共通性は、
神の真の愛(絶対的愛)と
神の真の真理(絶対的真理)

 


それぞれの宗教で、神の愛について説いている。

 


                           神の愛
キリスト教    ーアガペー
仏教       ー 慈悲
儒教       ー仁
イスラム教 ー慈愛

 


実践についても説いている。
自分のために存在しているのではなく、
他のため、全体のため、神のために存在している。


「ために生きる存在」 

普遍的な善悪の基準は、
他人(人類)のために生きるか、
自己中心的に生きるか

 


絶対的基準が立てられ、世界万民の価値判断(決定)が一致すると、いうと個性は、どうなるのか?

 


結論としては、個性は、生かされる。
無視やなくなることは、ない

 


個人差はある。
差異性は、質的ではなく、量的な差異である。

 


例えば、
「貧しい人を助ける」ことについて考える。


善として判断されるが、
人によって評価は、変わる。

 


「大いに善」という人や、
「中程度に善」「普通の善」など
評価は、それぞれだ。

 


#統一思想研究